こんにちは。スタッフのゆきです。
みなさんに質問です。「さきいか・たくあん は噛めますか?」
実は、さきいかとたくあんが噛めるか噛めないかは、硬いものがしっかり食べられているかどうかの目安になります。「8020」という言葉はご存じですか? これは80歳で自分の歯を20本維持しましょう、という運動ですが、歯が20本以上あると さきいか・たくあんが噛めますが、19本になると噛めなくなると言われています。
そして、さきいかとたくあんが食べられるか食べられないかで寿命に2年の差が出るとも言われます。
つまり、さきいかやたくあんが噛めない =硬いものが噛めないので、硬い食べ物(肉やいか、たこ、ごぼうなど)を避けている =食べられるものが限られ低栄養になる =体全体の筋力が落ちる =フレイル(健康と要介護状態の間の状態)になり、転倒や認知症のリスク増加 =要介護状態
というように、しっかり噛めているかどうかは全身の健康状態を維持できるか、それとも低下していくかの分かれ目となるのです。
これはご高齢の方に限られたことではありません。歯周病で歯がぐらついている場合、また一番奥の歯2本をむし歯や歯周病ですでに失い、そのまま放置の状態でいる場合は、しっかり噛むことはできていません。
この状態は硬い食べ物を避けたり、しっかり噛めずに食べ物を飲み込むことによる胃腸への負担につながります。その結果、全身状態の低栄養や免疫力の低下にもつながります。ご自身の歯を20本維持できることは良いことですが、仮にご自身の歯を失ってしまっていたとしても、お口に合った義歯やインプラントなどで噛み合わせを改善すれば、硬いものも十分噛めるようになります。歯を失い数が少なくなると噛み合わせが崩れ、その影響で体のバランスが崩れ、転倒リスクが2.5倍になると言われています。実際、義歯で噛み合わせが整ったことで、転倒回数が減少したという報告もあります。お口の噛み合わせを整えて、さきいか・たくあんをモグモグ、バリバリ噛んで、健康長寿を目指せると良いですね。
こみね歯科では患者さんの口腔内やご事情に合わせて、様々な義歯や補綴物のご相談にも対応していますので、お気軽にご相談くださいね。
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