こんにちは。スタッフのゆきです。
前回の健康長寿レポート④では、日々の食事から摂る栄養についてレポートしました。日々のお食事から、バランス良く全ての栄養が摂れれば理想ですが、なかなかそうはいきませんよね。
特に働き盛りの忙しい方、現在、歯科治療中でなかなかしっかり噛めない状況の方は、どうしても偏ったお食事になってしまうかもしれません。そんな時は、サプリメントや栄養補助食品、健康食品で補うことも必要です。
「サプリメント」というと、何となく「薬」みたいなイメージであまり利用したくないと思う方もいるかもしれませんね。ですが、バランスよく栄養を補給することは、健康維持のためには大切です。もちろん、毎日の食事からが大前提ですが、低栄養を避けるために、サプリメントや健康食品を取り入れることが必要な場合もあります。
今回はどんな時に、どんな人にサプリメントや健康食品が必要かレポートしますね。
1 どんな時に必要?
シニアの方や多忙で食事が不規則な方の食生活で気をつけたいのが「低栄養」栄養が不足し続けると、免疫力も低下し、体調も崩しやすくなります。以下の場面があったときは栄養不足を疑ってください。
★ BMIが20未満の時
BMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)
シニアになったらメタボより“やせ”の方が心配です。
★半年以内に2kg以上体重減の時
体を動かす筋肉が急に減り、要介護に近づいてしまう傾向にあるかもしれません。
★食事を抜くことがあった時
食べる量が減ると、エネルギーも栄養も不足します。
★肉をほとんど食べていない時
肉は体の材料になるたんぱく源です。たんぱく質が不足すると全身が弱るもとに!
2どんな人に必要?
毎日の食事で必要な栄養を摂りたくても、加齢や病気で体の機能が低下したり、特定の栄養が不足しやすい生活などで十分に取り切れないこともあります。そんな人は健康食品やサプリメントも補助食品として使うのも良いかもしれません。
★噛む力や飲み込む力が弱くなった人
→ うまく食べられない
食べる量が減り、硬い食品を避けるため栄養不足になりがちになります。
★認知機能が低下してきた人
→きちんと食事ができない
食事時間や量が不規則になりがちで、品目が減ったりすると栄養バランスが崩れがちに。
★運動好きでやせてきた人
→たんぱく質を運動後に補給しましょう
運動は大変良いことですが、動いた分、筋肉合成に必要な必須アミノ酸の補給が大切。高齢になると、たんぱく質やビタミン・ミネラルが不足しがちになります。
1日に必要な目安
たんぱく質
肉・魚・卵・牛乳・大豆製品・・・ それぞれ片手にのる位
ビタミン・ミネラル
野菜・海藻・・・ 生なら両手、加熱してかさが減るなら片手にのる位
果物・・・半分~1個 いちごなど小粒のものは片手にのる位
※ビタミンは水溶性と脂溶性があります。どちらも必要量が足りていないと欠乏症を発症しますが、脂溶性(ビタミンA・D・E・K)は耐用上限量があり、摂りすぎると逆に弊害を生じるので、複数の健康食品やサプリメントを併用する場合は過剰摂取に注意が必要です。
健康長寿にはやはり、毎日の食事をしっかり摂れることが一番です。それを踏まえながら足りない時は健康食品やサプリメントを上手に利用して、毎日ハツラツと過ごせたらいいですね。