今週の週末は、診療をお休みして早朝より千葉を出て大阪にインプラントのセミナーに参加して来ました。
お題は、「インプラントの臨床と病態」講師は、東京歯科大学特任教授 井上 孝先生
講義の中で、健康の定義について、WHO 憲章の健康とは、「病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあること」と紹介され、ストレスに悩み、生活習慣病を持つ50歳代にインプラントを埋入したらどうなるだろうか?70歳代でインプラントを埋入した患者さんが骨粗鬆症や認知症になったらその先はどうなるであろうか?口の中でだけでなく其の方の全身疾患や取り巻く環境視野に入れてた治療計画も考えるべきとアドバイスを頂きました
超高齢社会において、加齢・老化現象を正しく理解して、それに対応するための歯科医療を考える必要があるとして、「加齢と老化は、時の流れとともに起こり(時間性)、誰にでも起きる(普遍性)。そして、加齢と老化現象は、生体に好ましいものではないことが多く(退行性)、一度起こると不可逆的に進む(不可逆性)。」
この現象は形態変化以上に機能は減退している。炎症・退行性病変を起こしやすい状況で、日和見感染もよく見られる。など、インプラントを取り巻く生体変化にも充分考慮してすべきと注意喚起をしながらご説明を頂きました。 とても、有意義な講演を拝聴出来ました。
小児歯科から顕微鏡治療、入れ歯、訪問歯科まで予防歯科で西登戸、西千葉のホームデンティストを目指す「こみね歯科医院」