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2024.09.09

入れ歯やマウスピースのケアの重要性について知っていますか?

こんにちは、歯科衛生士の大友です。

今回は、入れ歯やマウスピースのケアの重要性について

お話させていただきたいのですが、

お伝えしたいことがたくさんあるので、3回に分けてお話しします!

 

日本の入れ歯人口は約3,000万人と言われており、

4人に1人が入れ歯をいれているそうです。

その中でも、入れ歯のケアがしっかり出来ている方は

60%(1,800万人)といわれています。

入れ歯をご使用のみなさん、入れ歯のケアについてどのようにお考えでしょうか?

「洗浄剤はどれも一緒でしょ?」

「ドラッグストアに安いものが売っているし…」

と思っていませんか?

一緒じゃないんです!!

ものによっては、みなさんの大切な入れ歯を

変色・劣化させてしまう恐れがあります。

あまり知られていませんが、

市販の洗浄剤で有名なポ〇〇〇〇はチタン床への使用が非推奨、

タ〇〇〇〇は自費の入れ歯全てへの使用が非推奨となっています。

約1か月かけて作った入れ歯がすぐに変色・劣化してしまうと悲しいですよね😢

 

入れ歯はとっても汚れやすいんです!

入れ歯の表面を顕微鏡で拡大すると、

スポンジの様に小さい穴がたくさん空いています。

その小さい穴に食べかすや水分が入り込み、

菌の温床となってしまいます。。。

菌が蓄積してしまうと…

義歯性口内炎になり、痛みや出血が起きてしまいます。

入れ歯が合わなくて痛みが出ていると思われがちですが、

ケアが十分に行われていれば防げる可能性があります。

また、誤嚥性肺炎のリスクも上がってしまいます。

(高齢者の死亡原因5位)

 

 

あまり知られていませんが、

実は入れ歯よりも汚れやすいのがマウスピースです。

入れ歯と違って食事中に使用しない為、

マウスピースは一見すると汚れがわかりにくいのですが…

・表面には無数の小さな穴があいている

・水やブラシだけでは汚れの落ちにくいデコボコした形状

・傷がつきやすいので汚れが溜まりやすい

一見きれいに見えても、目に見えない菌は

水洗いでは落とすことが出来ません。

しかも、マウスピースは歯と密着している為、

殺菌効果のある唾液も行き渡りません。

その結果、むし歯と歯周病のリスクが上がってしまいます。

 

次回は、洗浄剤選びのポイントについてお話させていただきます。

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