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2024.03.31

歯を失う原因と失いやすい歯の場所 日常の口腔ケアーで大切な歯とは?

1)歯を失う原因ってご存知ですか?

厚生労働省が出している資料ですが、歯を失う2大原因は、虫歯と歯周病です。

虫歯は、歯自体の病気
歯周病は、歯の周りの組織の病気です。

お口にいる細菌(300〜700種類、1000〜6000億個)が存在し、それぞれ原因である細菌や進行状況が異なりますが、最終的に咬む能力を失って抜歯に至ります。*因みに、細菌数は、大腸内の細菌数とほぼ同じです。

最近の研究で、お口の中の細菌が全身にも悪影響を与えることも分かってきました。

しかし、的確な予防や処置により未然に病気を防いだり、進行を遅らせることもできます

お口の中は、人それぞれに違い、また、病状のステージによっても予防方法、処方するケアーグッズ(例えば、歯ブラシ、歯磨き粉、洗口剤、補助具など)、治療のメニューが多種多様に異なります。

抜歯の主原因と主原因別にみた抜歯数

厚生労働省のホームページより抜粋

2)お口の中のどの歯から失っていくのでしょうか?

年齢が進むにつれて、上下左右の奥歯(小臼歯、大臼歯)を失っていきます。
75歳から84歳の方は、大臼歯だと約50%、小臼歯だと約40%近くの方々が歯を失っている結果になってます。

奥歯(小臼歯、大臼歯)を失う事で、軟食になったり、食べ物が充分に咬めない事により、栄養バランスが崩れ、栄養を取りづらく体力低下(フレイル)や全身の機能(例えば、歩くときに振らつき易いとか)も支障が出てくるケースが多くなります。*フレイルは80歳前半で約20%を超えて85歳以上では35%の方々がなっていると研究結果もあります。

お口の中の健康に不安の方は、レントゲン(1次元)やCT(3次元)撮影や各種の機能検査を受診することで、現状を確認し、早く、正確にお口の健康の対策を行うことが必要不可欠だと思います。

歯を失った場合そのままにせず、色々な方法から選び補う事により咬める環境を続けていく事が健康寿命を延ばせる一因と思えます。

各歯を有する人の割合(どこの歯が残っているのか)



厚生労働省のホームページより抜粋

全体的に、お口の環境は、全身の健康に関与しています。整えることで、充実した日常生活を過ごせますし、健康寿命をも延ばすことも可能だと思います。

3)大型の薬局店に数多くの口腔ケアグッズが陳列さていますが、効能も様々です。今の自分の口腔内状況に合ったものが見つかるでしょうか?

上記にあるように個々に病気のステージが異なります。そのステージにあった商品を厳選した処方を提案することをスタッフが行なっていきますので、お気軽にお尋ねしていただけると嬉しいです。

皆さんの健康が、1日でも長く続くように思いながら、スタッフ一同、日々の診療に従事しています。

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